安倍文殊院
安倍文殊院に参りました。
奈良桜井市三輪を巡ったあと、電車に乗り桜井駅に辿りついたところで
息をのむポスターに遭遇してしまいました。
三年前に拝観した渡海文殊。
この美しいお顔をもう一度拝もうと
思い立ちます。
桜井駅から約2キロ。
駅から25分ほどで文殊院までバスで到着します。
こちらのバスは1時間に1本ほどしかないため
注意が必要です。
(8時から15時まで。運行のない時間もあります)
乗車に難儀するかと思いきや
いい塩梅で時間が合いました。
バスは貸し切り状態でした。
■山号 安倍山
■宗派 華厳宗
■本尊 文殊菩薩
■創建年 645年
■開基 安倍倉梯麻呂
本堂です。
五芒星のマークが描かれた落雁。
こちらのお抹茶と落雁は
拝観料に含まれています。
お茶をいただいた後
鎌倉時代・建仁3年(1203年)に
仏師・快慶によって造立されました。
撮影はできませんでしたので
お寺様のHPをご覧くださいませ。
獅子に乗った渡海文殊像です。
文殊菩薩が知恵を授けるための説法の旅に
出るお姿だそうです。
初めて拝観した時も、
衝撃と感動が走りました。
高さ7メートルの騎獅像には圧倒されますし
お顔も美しく心奪われてしまいます。
何時間でも眺めていられるほど。
国宝に指定されたのは2013年(平成25年)
まだ最近のことなのですね。
この日の奈良の最高気温は36・8度。
とても暑い日でした。
文殊院境内は多くの史跡や古墳などがありますが
それらを見て回るのはあきらめ、帰路に。
この日に宿泊したホテルでみつけた
文殊菩薩のポスターです。
惚れ惚れします。
私が見てきた 文殊菩薩像の中で
一番好きなのは、やっぱりこのお像です。
三年ぶりに拝観して
改めて感動いたしました。
また参ります。
橿原神宮
夏の暑い暑い朝に
橿原神宮に参りました。
空も青く
爽やかな風が吹き
強い日差しが、心地よいほど肌に 刺さります。
時間も限られていたこともあり、
広大な境内の全部を回ることはできませんでしたが
十分なくらい清々しい気持ちにさせてくれました。
【橿原神宮】
媛蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)
■創建 1890年(明治23年)
『日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。
今からおよそ2,600余年前のことです。
驚くばかりですね。
深田池です。
大きな大きな池です。
遊歩道が整備されてるので 次回はゆっくり歩きたいと思います。
深い緑と清々しい空
ふるさとは美しいものですね。
また 参ります。
大神神社
■配祀 大己貴神 (おおなむちのかみ)
少彦名神 (すくなひこなのかみ)
■神体 三輪山(神体山)
大和国一宮
二十二社(中七社)
旧官幣大社
■創建 不詳(有史以前)
■別名 三輪明神・三輪神社
こちらの手水舎は
水の出るところが蛇になっています。
酒樽と蛇と宝珠。
巳(みい)さんと親しまれている蛇神様。
この日も残念ながら
巳さんにお目にかかる事は出来ませんでした。
見事な拝殿です。
巳の神杉
三輪大物主大神の化身の白蛇が住む事から
名付けられたご神木。
蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされています。
以下、神社HPより
「ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が
お山に鎮まるために、古来本殿は設けずに
拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し
三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。」
「ご祭神は国造りの神様として、農業、工業、商業すべての産業開発、
方除(ほうよけ)、治病、造酒、製薬、禁厭(まじない)、
交通、航海、縁結びなど 世の中の幸福を
増し進めることを計られた人間生活の守護神として尊崇されています。
そして、崇神天皇の御代に大流行した疫病をご祭神が鎮しずめたこと、
ご祭神の神助で美酒を醸かもしたことから、
医薬の神様や酒造りの神様として広く信仰をあつめておられます。」
暑い、熱を帯びた一日でしたが、
清々しい空気と青い空を楽しみながら随分と歩きました。
帰りは
炎熱にやられた心身を冷やしたく
参道のお店で日本酒ソフトクリームをいただきました。
日本酒発祥の地と言われる奈良。
今度はお酒を楽しみたいと思います。