ありく在り来

物見と遊山、そぞろ歩きの備忘録

稲野山千手院(千葉県佐倉市)

千葉県佐倉市の千手院に

参りました。


開創1300年祭
ご本尊の千手観音菩薩
60年に一度の御開帳という噂を聞き付け
久しぶりに出かけてみました。

 

 

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千葉県佐倉市井野152
■山号  稲野山
■宗派  真言宗豊山派
■本尊  千手観音

 

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千手院は奈良時代聖武天皇の御代の天平年間、春日仏師が千手観音菩薩像一体を石神(現在の臼井)の他の精舎に安置し蓮華王院と称したことに始まります。

のち明徳3年(1392)に僧澄秀が兵乱に遭うことを恐れ、大檀那の小竹五郎高胤(おたけごろうたかたね)に願って当地に移転し、千手院と改称したと伝えられます。

 

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ご本尊様は 5月31日(木)まで

拝観いただけます。
(拝観時間:午前9時~午後3時)

 


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厨子に入ったご本尊は

舟形の光背に

蓮華座にのった坐像でした。

 

60年に一度の機会

お目にかかれて有難いことです。

 

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佐倉市のこの界隈は

ユーカリが丘などの

開発された一団の住宅街と

古きよき街が隣接する

不思議な雰囲気です。

 

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緑の美しい季節の

素敵なお参りでした。

 

 

 

 



四天王寺

 

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 【四天王寺

 

■所在地
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

天王寺駅 から北へ徒歩12 分
四天王寺前夕陽ヶ丘駅 から徒歩5 分


■宗派
和宗

■創建年
推古天皇元年(593年)

 

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いい仁王像です。

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 松久朋琳氏の作です。

 

 

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 境内案内図

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講堂の阿弥陀如来坐像は

基壇から頭上まで約6m。

 

四天王寺大仏師

松久朋琳氏・宗琳氏によって造られた

昭和の丈六仏です。

 

傍にいたご婦人が

「いいほとけさまねぇ」と

声を漏らしていました。

同感です。

 

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五重塔は昭和34年の再建で

鉄骨鉄筋コンクリート造でありますが

飛鳥時代の姿を再現したものと言われています。

 

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信仰の息づく聖徳太子のお寺

是非お出かけになってみてください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



東勝寺(宗吾霊堂)

千葉県成田市

東勝寺宗吾霊堂)に参りました。

 

 

千葉の人はお馴染みかもしれませんが

義民「佐倉宗吾郎」の霊をお祀りしているため

宗吾霊堂と広く知られています。

 

昭和生まれの私は

「宗吾さま」のテレビコマーシャルを見た記憶があります。

 

 

大本堂

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宗吾(本名:木内惣五郎)は

凶作と重税に苦しむ農民のため承応元年(1652)、

江戸に出て将軍への直訴を決行します。

そのころの佐倉藩は大変な飢饉に見舞われていました。

しかし年貢を緩めるようなことはされず、

農民は餓死寸前であったことは言うまでもありません。

 

直訴ご法度の罪で、はりつけに処され

子供たちまで打ち首になってしまいました。

悲しいお話しです。

 

 

 

 

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千葉県成田市宗吾1-558

■山号  鳴鐘山
■宗派  真言宗豊山派
■本尊  宗吾尊霊
■創建年  桓武天皇の時代

 

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薬師堂

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聖天堂

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奥の院

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 鐘楼堂

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以前こちらに赴いた時は

桜の咲く春爛漫の頃でした。

 

この夏の終わりの午後も

清らかな時間が流れています。

空も青く、日差しが眩しく

蝉しぐれの中を歩くのも

ほんとうに心地よいものです。

 

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青空に

まるで鳥が羽ばたいているような雲が

浮かんでいました。

 

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 素敵な夏の日でした。

 

また参ります。

 

 

 

 

 

 

安倍文殊院

 

安倍文殊院に参りました。

 

 

奈良桜井市三輪を巡ったあと、電車に乗り桜井駅に辿りついたところで

息をのむポスターに遭遇してしまいました。

 

 

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三年前に拝観した渡海文殊

この美しいお顔をもう一度拝もうと

思い立ちます。

 

 

桜井駅から約2キロ。

駅から25分ほどで文殊院までバスで到着します。

こちらのバスは1時間に1本ほどしかないため

注意が必要です。

(8時から15時まで。運行のない時間もあります)

 

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乗車に難儀するかと思いきや

いい塩梅で時間が合いました。

バスは貸し切り状態でした。 

 

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安倍文殊院

 

奈良県桜井市阿部645

■山号  安倍山

■宗派  華厳宗

■本尊  文殊菩薩

■創建年  645年

■開基  安倍倉梯麻呂

 

 

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本堂です。

 

 

 

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五芒星のマークが描かれた落雁

陰陽師安倍晴明ゆかりのお寺です。

 

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こちらのお抹茶と落雁

拝観料に含まれています。

 

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お茶をいただいた後

国宝 渡海文殊(とかいもんじゅ)の拝観です。

 

鎌倉時代・建仁3年(1203年)に

仏師・快慶によって造立されました。

 

撮影はできませんでしたので

お寺様のHPをご覧くださいませ。

 

www.abemonjuin.or.jp

 

獅子に乗った渡海文殊像です。

文殊菩薩が知恵を授けるための説法の旅に

出るお姿だそうです。

 

初めて拝観した時も、

衝撃と感動が走りました。

 

高さ7メートルの騎獅像には圧倒されますし

お顔も美しく心奪われてしまいます。

何時間でも眺めていられるほど。

 

国宝に指定されたのは2013年(平成25年)

まだ最近のことなのですね。

 

 

 

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この日の奈良の最高気温は36・8度。

とても暑い日でした。

文殊院境内は多くの史跡や古墳などがありますが

それらを見て回るのはあきらめ、帰路に。

 

 

この日に宿泊したホテルでみつけた

文殊菩薩のポスターです。

 

惚れ惚れします。

 

 

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私が見てきた 文殊菩薩像の中で

一番好きなのは、やっぱりこのお像です。

 

三年ぶりに拝観して

改めて感動いたしました。

 

 

また参ります。

 

 

橿原神宮

 

夏の暑い暑い朝に

橿原神宮に参りました。

 

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空も青く

爽やかな風が吹き

強い日差しが、心地よいほど肌に 刺さります。

 

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時間も限られていたこともあり、

広大な境内の全部を回ることはできませんでしたが

十分なくらい清々しい気持ちにさせてくれました。

 

 

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橿原神宮 

奈良県橿原市久米町934番地

 

主祭神        神武天皇

      媛蹈韛五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと) 

 

■社格等        官幣大社・勅祭社・別表神社

■創建     1890年(明治23年)

 

近鉄橿原神宮駅下車 徒歩10分

 

 

 

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日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。

今からおよそ2,600余年前のことです。

 

初代天皇である神武天皇から今日まで

天皇家神道受け継がれています。

驚くばかりですね。

 

 

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深田池です。

大きな大きな池です。

遊歩道が整備されてるので 次回はゆっくり歩きたいと思います。

 

 

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深い緑と清々しい空

ふるさとは美しいものですね。

 

また 参ります。

 

 

 

大神神社

三年ぶりに
奈良県桜井市大神神社に参りました。

 

 

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■所在地        奈良県桜井市三輪1422

 

主祭神   大物主大神(おおものぬしのおおかみ)

■配祀    大己貴神 (おおなむちのかみ)

       少彦名神 (すくなひこなのかみ)

 

■神体  三輪山(神体山)

■社格等        式内社名神大

大和国一宮

二十二社(中七社)

官幣大社

別表神社

 

■創建  不詳(有史以前)

■別名  三輪明神・三輪神社

 

 

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こちらの手水舎は

水の出るところが蛇になっています。

酒樽と蛇と宝珠。

 

巳(みい)さんと親しまれている蛇神様。

この日も残念ながら

巳さんにお目にかかる事は出来ませんでした。

 

 

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見事な拝殿です。

 

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巳の神杉

三輪大物主大神の化身の白蛇が住む事から

名付けられたご神木。

蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされています。

 

 

 以下、神社HPより

 

「ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が

お山に鎮まるために、古来本殿は設けずに

拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し

三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。」

                     

 

「ご祭神は国造りの神様として、農業、工業、商業すべての産業開発、

方除(ほうよけ)、治病、造酒、製薬、禁厭(まじない)、

交通、航海、縁結びなど 世の中の幸福を

増し進めることを計られた人間生活の守護神として尊崇されています。

そして、崇神天皇の御代に大流行した疫病をご祭神が鎮しずめたこと、

杜氏高橋活日命(たかはしのいくひのみこと)が

ご祭神の神助で美酒を醸かもしたことから、

医薬の神様や酒造りの神様として広く信仰をあつめておられます。」

 
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暑い、熱を帯びた一日でしたが、

清々しい空気と青い空を楽しみながら随分と歩きました。

 

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帰りは

炎熱にやられた心身を冷やしたく

参道のお店で日本酒ソフトクリームをいただきました。

 

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日本酒発祥の地と言われる奈良。

今度はお酒を楽しみたいと思います。